山茶花

山茶花
◎一輪の山茶花の花天を向く  禅智 
 今朝は、ヒヨドリの声で起こされる。すかさずカメラを抱えて外へ出る。隣の家のアンテナに停まっているので、大きく撮れた。

 雨は小雨ながらも冷たい、だんだんと冬の訪れを感じさせる。
 予定ではマックド巡りであった。最初の中川原店に向かう。平日の朝のマックドは静かでいい。1時間30分も温かい店で過ごすことができた。

 しかし、出るころには雨脚が強くなっており、長距離の歩行は難しく、図書館分館で避難する。
 隣の実家には山茶花サザンカ)が植えてある。一輪のピンクの花が雨に打たれながらも上を向いて咲いている。何か励まされたような気がしたものだ。
 もう、昼なので腰弁を下げてはいたものの、自宅向かう。温かい、高級インスタント味噌汁でいただく。少し眠るか。これがいけなかったようだ、目覚めると真っ暗であった。
 無料券を使い切ることができるだろうか。
 家人が金太郎温泉の半額券を持って来た。行ったらどうかということだが、飲食物の持ち込みはできないと書いてある。入浴は半額だが、一日中いるとなると最低2食は食べなければならないので、その分で元を取ろうという魂胆が見えて行かないことにした。
 今日の自分の財布からの出費はゼロ円であった。

■「3652(さんろくごに)」(伊坂幸太郎著、新潮社、2010年)を読む。
 タイトルの意味が最後に書いてあった。10年の日ということであった。一年365日を10年分掛けて3650日、それに閏年2日を加えたという。
「生きていくのが一番健康に良くない」
「何様のつもりだ!」
「小説は音楽の仲間」
「読書亡羊」「物事に熱中するあまり、肝心なことを忘れる」
「いいんじゃない?」
「読書というものは、別の世界へ精神的な旅に出かけるようなもの」
「夢というのは時々叶う」
「これから起きることを心配していると、長生きしない」
「モーいいか」