おお雪

■おお雪
 今問題なことの一つに冬場の運動不足解消がある。つい、雪が降っていると家に閉じこもろうとする自分がいる。このような軟弱な気持ちでは老後を乗り切れないと気合を入れた。外へ出てみると雪である。おお雪だ!
 視界は500mほどだろうか。天気予報は、不要不急の外出は控えるようにと、余計なおせっかい報道をしている。こんなもん雪のうちに入るか!午前中に青空がのぞきそうだったので、長くつを履いて外へ出る。もちろん、カメラ持参である。すぐに崩れるので、近くにする。
 目的は、城址公園で白いハトっぽい鳥の撮影と、お堀におればハシビロガモのより鮮明な写真と梅の花に雪が積もっている構図とした。往復で8kmほどの歩きでありカウントにもならない。
 白っぽいハトのような鳥はいたが、しっかり鳩であることが分かった。
ハシビロガモ(♂)(図鑑更新)

 お堀には、ハシビロガモ3羽の他には、カイツブリカルガモホシハジロが見えた、カイツブリのくちばしは白かったのでまだ若いと思われる。
 この辺から吹雪になってきた。傘も満足にさせない。予想を間違ったようだ。まあ、いい素人判断の世界である。自業自得である。
 松川経由で梅の木へ向かう。
 松川の風景である。

 高志の国文学館の庭に入る。朝が早かったので踏み跡はない。ちょっと、雪が多すぎて心に描いていた構図にはならなかった。

 帰宅後、小腹が空いた。現役時代はマックドへでも寄っていたが、最近値段が上がったので敬遠している。よくよく考えているとあの熱いポテトが食べたかったのである。そこで、先日冷凍食品の6割引きの時に氷の分を少なくして冷凍ボテトを買っていたのだ。
 油を入れて、一掴み放りこみくっつかないように混ぜて約10分でカリカリ、アツアツのフライドポテトが出来上がった。今後はこの方法で行こう。
 テレビをつけると、スキーバスの転落と廃棄食品の横流しばかりやっており、すぐにチャンネルを変える。両方に共通しているのは、日本人の美徳と言われている「もったいない」の精神であろう。

■「ゆっくり急ぐ」(外山滋比古著、毎日新聞社、2010年)を読む。
「立って本を読み、立って原稿を書く」
「〜楽天的で希望にみちた生き方をすれば免疫システムに好影響があって、病気への抵抗力も高まる〜」
「ドクターの意見が食い違ったら、誰が決められるか」
「近視といえども進むというのは景気がよくていい。」
「なるべく物をもたず歩く」
「今日できることを、明日にのばすな。」
「物をくれるよりも、感謝、お礼の言葉の方がありがたい。」
「名著を読んだら著者に会うな」
「人みな、あまのじゃく。」
「〜親に苦労させる孝行がある。」
「〜茶わんを上の方からわしづかみにする〜茶わんのふちに口をあてる〜見ず知らずの人間の指をなめた〜茶たくで運ぶことが前提になっている〜茶わんにはフタが付いていたはずだ。」
「本当は日常使用するものほどりっぱな器にすべきである。」
マタタビ〜昔、旅人が山道で疲れ果てて動けなくなったとき、ふと傍らの蔓に小さな実がついているのに気づき、これを食べてみたところ、たちまち元気がでて、また旅が続けられたところから“又旅”と呼ばれるようになったという説があります。」
「歩くことを日課にしている」
「やめた人間は後ろを振り返りたい気持ちと長い間いたところから離れた悲哀とが半々である。」
「〜知的人間はたいてい高所をおそれるものだ〜」
「自分がかわいかったら、すこし”旅“をすることだ。」
「森林浴がたいへん健康的だ〜森の木々はフィットンチッドという物質を発散している」