立山山麓

立山山麓
 家人が早出勤務のため送って行く。2番目が温泉に行くというので待っていたが起きてこないので実家にある自分の部屋の整理をする。30年前のもある。ダンボールひと箱づつ中身を確認し紙類と不燃物に分ける。アルバムやクリヤーファイルの類は再利用するために分ける。まだかかりそうだ。
 2番目を送っていった足で立山山麓に向かう。昔は歩いて行ったものだが最近は車が多い。貸スキー屋「ふるさと」は知人の親戚で、前の会社の同僚だった人が手伝いに来ている可能性がある。昨年は退職祝いなどしてもらったので、そのお礼も兼ねて昼食をとる。ちゃんといたね。元気そうだと言ってくれたので。早期退職の成果だろうと返した。

 そして、野鳥観察をしようといつものコースを行こうとするが、途中踏み跡がない場所もありラッセルかと思ったが、雪が少なくツボ足で十分であった。遊歩道の階段の状態である。

 静かである。カラスの声さえ聞こえない。野鳥の声はまったく聞こえない。車道まででるとスノーシューのトレースがあったので、この上を歩く。トレースはこのまま大品山遊歩道まで続いていた。

 すると、左から黒い小動物が道を横切った。2秒はあったはずであるが、撮影はかなわず。こういう反射神経なら運転免許は返上しなければならないなあと残念がる。ウサギっぽいが、リスかもしれない。
 トレースが終わったら新雪である。積雪も少し多くなっているようだ。

 かすかに、遠くにヒヨドリではない野鳥の声が聞こえる。道路に沿って歩いていくと、樹木の下に黒っぽいスズメぐらいの大きさの鳥がホバリングして行ってしまった。又も、撮りそこなった!
 一羽啼いているので、今度こそと止まって探っていたら、すぐ横の樹の上から飛んでしまった。まったく、ついていない。今日は暖かく新雪を踏みしめながらの歩きは気持ちが良かった。
 気落ちしながら帰路についていると、電柱にノスリがいる。すぐに、路上駐車して撮影した。ノスリはいつも迷惑そうな顔をしながら飛んで行った。

 帰宅後は図書館へ歩いて向かう。臨時開館であった。混んでいたね。三連休もあるので7冊借りてやっといつもの正月らしくなった。