8月12日の日記

■新聞を読んで
 今朝の新聞に東京から富山まで歩いて帰省した大学生2名の記事が載って
いた。約400kmを12日間で歩いたとのこと。平均30km超/日である。
自分のような高齢者の立場で考えるとテントを持つか、宿泊所を計画的に定めて
歩くという先入観が働いた。しかし、写真や記事を読むと野宿とのことである。
これには驚かされた。どのルートを通っても山の中で眠ることになる。熊など
の獣害も高い確率で予測される。リュックひとつで走破したことに感動である。

 事業仕訳で山小屋のトイレ改修の補助が打ち切られることになったが、その後
時限的に復活したとのこと。山行人口は1,200万人/年ほどであり、年々
増えている。中にはモラルの低い輩も多いので整備を促進してもらいたい。

 富士山は8月末までしか登れないらしいが、一合目から五合目までは10月
まで歩けるようだ。五合目まで日帰りの計画を立てて見たいと考えている。


■読書して

 「定年、そして10万時間をどうするか」(返却してしまったため正確なタイトルを忘れてしまった。)を読了した。年齢がらこの手の本を多く読むように
なった。セカンドステージとか第2の人生などと定年後を美化した書物は避けて
いる。自分が考えるに、何もすることがない、退屈な時間を浪費するだけの
人生が死ぬまで続くと考えているからである。したがって、成功談は全く参考
にしない。失敗談ならば耳を傾けたいと思うが、なかなかお目にかかれない。
 この本は、いろいろなノウハウが詰まっており良い本であった。最終的には
自分の人生は自分で決めるしかないということを再認識させられた。