一次選考通らず

■「人はお金をつかわずにはいられない」(久間十義・朝倉かすみ山崎ナオコーラ星野智幸平田俊子著、日本経済新聞社、2011年)を読む。
 サラ金の話は面白かった。確かに、こう考えるのが自然であろう。
 この話は、経済新聞の電子版に連載された内容が単行本化されている。ユニークな切り口でお金にまつわる話を描いている。特に、人間バンクは創作とは思えない迫力があった。

■一次選考通らず
 11月末には文学賞の選考過程が発表になる。今年は、春から書き始め、7月には応募した。近年になく自信作のつもりであった。今朝、朝刊を開いたとたん、ガックリ来た。ない!5回ほど見たが無かった。一次選考は通るだろう、今年は二次選考狙いだと気負っていたが、シュンとなってしまった。登山のネタは受けないのだろうか。主人公を殺したのがまずかったのだろうか。事実に基づいて書いたのがまずかったのだろうか。誤字脱字が多かったのだろうか。文脈が乱れていたのだろうか。漢字を使わなかったのが、語彙不足なのか、基本を守ってないからか・・・・・・・・・。
 いやそうではないだろう。自分の感性が受け入れられないのだろうと思う。
 また、来年である。正月にゆっくりと構想を練ろう。