宝達山よ、お前もか

宝達山よ、お前もか
 3日の鍬崎山での敗退を受けて何とか頂上を踏みたいと、能登半島の最高峰である宝達山を目指した。普通は、登山口まで車で行く。しかし、電車で行くことにしたので、電車の駅から10kmの歩きになる。歩き始めは五月の気持ちのいい風が吹いており気持ち良かった。田舎の香水にも歓迎された。しかし、30分ほどで風が強くなったかと思ったら、大粒の雨が降って来て、遠くに雷が聞こえる。傘を差しての歩きになる。
 まもなく、豪雨である。しかし、この程度は想定内なのでどこかの軒先を借りて雨具を着ようとした。道沿いに工場があったので向かう。
 その時であった、目の前で「ピキッ!」と稲妻が走り、1秒もたたないうちに、轟音が轟いた。これには驚いた。まあ、雨や風は何とでもなるが、雷はどうにもならない。
 電子コンパスで西を向き空の状態を確認したら、まだまだ黒い雲が控えてくる。時計にある気圧計も下りを差している。
 私はここから引き返した。


 
今年のGWは二戦二敗でがっかりである。