健康診断

■「モーニングサービス」(三田 完著、新潮社、2012年)を読む。
 こういうのは好きだな。喫茶店のモーニングをモチーフにしている。奇をてらった小説より身近でいい。喫茶店に集う様々な人たちとの生活がにじみ出ていて面白い。
 自分も喫茶店にはよく入っていた方だ、SE時代には日に3回は必ず入っていた。まず、朝のモーニングである。ゆで卵が温かいことが印象に残っている。昼はランチである。ビジネス街にあったので、食べ歩いていた。そして、夕方である。毎日22時前に帰れたこはなく途中でエネルギーを補給しなければならなかった。帰宅後遅い夕飯を食べていた。

■健康診断
 明日は健康診断。朝食は抜かなければならない。昨年までの記録票をもらった。山をやり出してから効果てきめんである。今年も、肥満以外ALL’A’を目指したい。
 しかし、GWの山行きはふがいないものであった。ただ、疲れただけである。リベンジ計画を検討中である。
 白馬岳の遭難は、全貌が明らかになった。綿のズボンとTシャツと聞いて、申し訳ないが同情の余地は無い。コンパスも持っていなかったのだろうなあ。加藤文太郎は、低温だけでは死なないことを身を持って実証した。おそらく、ホワイトアウト状態であっただろうことは想像できる。そして、立ち止まると体温が奪われる。運動機能が効かなくなる。自分も経験したのでここまでは分かる。コンパスを合わせてあれば、少なくとも進む方向は合っているので、歩き続けることが出来たのではと思う。
 奥穂高の遭難も痛ましい。まさかジャンダルムを通ったとは思えないがまだ若いのにと思う。3人でアンザイレンして3人とも滑落とは。ザイルが岩に引っかかったと出ていたが、真の原因は強風ではなかろうかと思う。
 今年も尊い命が奪われた。自分のようにすぐ撤退するは正解なのだろう。