いやな予感

■「二畳で豊かに住む」(西 和夫著、集英社新書、2011年)を読む。
 自分の書斎が二畳なので本を手に取った。それと、ソローの森の生活が重なった。この本は、二畳の空間で生活した著名人の考察である。「方丈記」の鴨長明は出てくると思いながら読み進んでいたが、やっぱり出て来た。寝て一畳、起きて半畳というものである。
 一番良かったのは高村光太郎であった。山の中に庵を作り生活していた。自分の小説の中に似たような設定にしたことを思い出した。山の中で、小屋に住み、自給自足というのがいい。山から水を引き、堆肥を作り、木を切り、畑を作り生活する。山を買うことができればと機会を伺っている。


■いやな予感
 午前でも遅い時刻だったと思うが仕事中にヘリコプターが東の方へ飛んで行った。
てっきり剣岳で遭難でもあったのかと予感がよぎった。
 しかし、その後、北の方に向かっていったので取材ヘリだと考えている。
 14時過ぎである。ケタタマシイ救急車に続いてガス会社の救急車両、消防車数台が職場の前の道路を北に向かって行き、すぐサイレンが止んだ。これは近いということを指している。窓を開けて消防車の方角を見たが煙は確認できなかった。
 消防署のHPで確認すると14時1分に出火したということが分かった。
 間もなく鎮火したことも分かった。
 このようなことが続くと嫌な予感がする。二度有ることは三度有る。