自殺対策白書

■「自然死への道」(米沢 慧著、朝日新書、2011年)を読む。
 重いテーマであったが、この問題は避けては通れない。人間が死ぬ確率は100%である。いろいろなテーマに渡って解説してあり、良本であると思う。

■自殺対策白書
 いいかげん何とかして欲しい。詳細が記事になっていたのでコピペする。

「政府が6月8日、2012年版「自殺対策白書」を閣議決定 しました。藤村官房長官が「若者の自殺が深刻化するという事態に至っており、対策を強化すべき」と関係閣僚に指示したと報道されています。
 「経済状況の相対的な改善とともに、中年男性の自殺死亡率が低下しつつある一方で、近年、20代以下の若年層の自殺死亡率の上昇が見られる点が注目される。若年層においては中年層に比較して、『勤務問題』の占める割合が高いことが特徴であり、若年層の自殺死亡率が上昇していることと関係している可能性が考えられるだろう。若年失業率と20〜29歳の自殺死亡率の推移を比較すると、両者は近い動きを示すことがわかる。こうしたことから、若年層における自殺死亡率の上昇は、経済状況の相対的な改善にもかかわらず、派遣社員契約社員、パート、アルバイト等の非正規雇用の割合の増加など、若年層の雇用情勢が悪化していることも影響している可能性があるものと思われる。なお、特に20歳代以下の若者の『就職失敗』による自殺者数が平成21年を境に急増していることにも注意が必要である。」