暑い日の節約

■「老いるということ」(黒井千次著、講談社現代新書、2006年)を読む。
老年になって強調されるもの「思慮・権威・見識」
「肉体は鍛錬して疲れると重くなるが、心は鍛えるほどに軽くなるものだ」
この本は古今東西の死とか老いについて書かれた作家の作品を通して13章のカテゴリーに分けて考察してある。衝撃だったのは、楢山節考である。姨捨山の話だと思っていたが、おりんという主人公は70歳に達した老人が自らの意志で背負われて行くということが分かった。

■暑い日の節約
 徒歩通勤なので、職場から自宅までで汗がびっしょりとなる。いままでは、温水シャワーを浴びてから火照った体を冷水シャワーで冷ましていた。こうすると、冷房もいらないくらい快適になる。
 しかし、考えてみると最初から冷水シャワーを浴びればいいということに気がついた。ボイラーの灯油の節約と火照らないので冷水シャワーの水道代の節約である。毎日のことなので効果はあるだろう。
 コオロギが鳴いている。もう秋の足音が聞こえてくる。