最後の後悔

■「風を踏む」(正津 勉著、アーツアンドクラフツ、2012年)を読む。
 感動であった。大正時代の縦走記録である。ルートは扇沢から針の木岳を基点に槍ケ岳経由上高地までである。今でいう裏銀座にあたるのかも(よく知らない。)自分は、針の木岳、蓮華岳は登頂しており、槍ヶ岳も登頂した。縦走ま1週間ほどかかるので実現されてないが、自分の知っている記述にはワクワクしながらである。この時代、標識はなく、ロープも鎖なく、装備は貧弱であるにも関わらず縦走するというのが素晴らしい。案内人は油紙二つ折りで眠っていた。テントは雇った人だけであった。全部奇跡的に天候が良かったことが成功の一因であろう。

■最後の後悔
 あるブログからの抜粋である。
 「人生最後の時を過ごす患者たちの緩和ケアに数年携わった、オーストラリアの ブロニー・ウェアさんによると、死を間近に控えた人々が口にした後悔の中で多かったトップ5は、以下のものだったそうだ。」

(1)「自分自身に忠実に生きればよかった」
(2)「あんなに一生懸命働かなくてもよかった」
(3)「もっと自分の気持ちを表す勇気を持てばよかった」
(4)「友人関係を続けていればよかった」
(5)「自分をもっと幸せにしてあげればよかった」