富士山の入山料

■「ぐらぐら少年」(中島淳彦著、徳間書店、2011年)を読む。
 児童文学かと思っていたが、著者の子供時代をモチーフにしてあるようだ。自伝であろうか。お爺さんの『いいがいいが』が印象に残る。小学高学年から高校時代までで、かなりワルであったようだ。しかし、憎めないワルである。初恋の話は良かった。誰でもこういう経験はしているのだろう。露天風呂を除くシーンがあったが、読んでいて下呂温泉で宿泊部屋から下を見ると露天の湯舟が丸見えであったことや、南富山近くに下宿していた友人のアパートの横が銭湯であり、屋根を少し歩けば窓が開いていれば丸見えという珍事を思い出した。30年以上も前の話でもう時効であろう。

■富士山の入山料
あるブログからの引用である。
 静岡県川勝平太知事と山梨県横内正明知事は2013年2月23日、世界文化遺産を目指す富士山の環境保全の財源として、早ければ今夏から入山料を徴収する考えを明らかにした。東京都千代田区内で開かれた「富士山の日フェスタ」の会場で記者団の取材に答えた。
徴収額については今後両県で検討し、「関係者の同意が得られれば早期の試験スタートもある」と述べた。