修理技術

■「明日なき今日」(辺見 庸著、毎日新聞社、2012年)を読む。
 難解な哲学書のように思ったが、著者は新聞記者から詩人や作家になったようだ。沖縄の事、死刑人の句集発行など興味深い内容もあった。ほとんどは対談で纏められている本であった。
「悩むことのできるものだけが生存に値する」
「何の深さもなく、何の未来性もなく、ジャーナリズムの歩調だけの速さ」
「巨大な海綿のようなもの」
「人間の存在価値というものが、オーバーでも何でもなく単なる支払能力と等値化されてしまった。」
「この40年というものは何か大事なものが実ってきたわけではなく、銭カネと引き換えにに一番大事なもの、魂を売り渡してきたという印象の方が強いですね。」

■修理技術
 あるブログからの引用である。
「不景気となり、資格や免許をとる者が増えているが、はっきり言って、そんなものは通用しない。
たとえ、医者であってもアルバイトしたり、弁護士であってもワーキングプアに陥っている。税理士でも廃業・倒産するご時世である。
弁護士、税理士、司法書士などの国家資格から一級建築士宅建、ボイラー技士...地方公務員まで、働き口、仕事がなくなるのだ。
資格をもっていても全く意味がない、士業受難の時代なのだ。
では、これから必要となるのは何か?
ズバリ、修理技術だ。
勿論、背景には、買い換えるよりも修理をしようという節約ブームが起きているからだ。
例えば、すでに自転車修理などは、このご時世でも儲かっている。
その他にも、 電気修理やリフォーム、縫製、日曜大工技術などがもてはやされている。
販売ではなく、修理サービス業が今の時代、有効なのだ。
従って、今すぐに修理技術を身につけよ。」