世界同一賃金

■「スチィーブ・ジョブス 失敗を勝利に変える底力」(竹内 一正著、PHPビジネス文庫、2010年)を読む。
 報道ぐらいの断片的な情報しか持っていなかったので、手に取った。先ごろ亡くなられた。なかなかの人であった。正直、この人とはいっしょにやれない。創業者の狂気そのものであった。美化してないのがいい。
「あふれる情熱がなければ、生き残ることはできない。」
「失敗しないで成功することなど不可能だと歴史は証明している」
「アップルをクビになったことは、人生最高の出来事であった。」
「偶然は、準備のない者には微笑まない。」(ルイ・パスツール
「『自分の思っている自分』と『他人が思っている自分』と『本当の自分』」
「常に新しいことに挑戦するスピリットであり、徹底的に細部にこだわる姿勢だった。」
「地道な努力を決して飽きることなく続けること」

■世界同一賃金
日経ビジネスからの引用である。
「将来は、年収1億円か100万円に分かれて、中間層が減っていく」
「グローバル経済というのは『Grow or Die(グロウ・オア・ダイ)』(成長か、さもなければ死か)。非常にエキサイティングな時代だ。変わらなければ死ぬ、と社員にもいっている」
 私は、成長か死かの二者択一を迫られるような生き方をしたいとは思わない。
 この先の余生は、ゆっくりと退化しながら、じわじわ死にたいと思っている。