追い出す側

■追い出す側
週間ダイヤモンドからの引用である。
「人材育成の計画もなく、事業の先を見通しているわけでもなく、(①)社員の数を増やそうとした。しかし、景気が悪くなれば当然、仕事が減っていく。
人事部は実質的には、機能していない。(②)
事業戦略と人事戦略が一致していないから、景気が悪くなるとすぐに余剰人員が溢れ返る。(③)
長時間労働は正しい。
本人に「自分は適性がない」と思い込ませること。(④)そのために、数値目標をあえて高くした。そして、2回目の話し合いを2週間後にした。リストラは時間との闘い。最大の効果を出すためには、早く辞めるように仕向けることが大切だと思う。
「彼らは、うちで働くことには向いていないのかもしれない」と答えておいた。
こういう言葉は、本人に伝わると思った。(⑤)
自らの仕事を終えた深夜の12時頃に、部下を呼び出す。その場で「なぜ、あなたはできていないの?」「どうしてこの程度のレベルのことができないの?」と詰め寄る。(⑨)
長時間労働も影響し、精神的につぶれていく。
結局、残るのは会長と社長、そして彼らの息がかかった数人の幹部のみ。あとは大量採用、大量退職の流れであることは、今も変わらない。
今いる会社を「危険だ」と思っている人は、どのような道を選ぶかは人それぞれだろうが、自分にとって有利になる方策を考えるに越したことはない。それがゆくゆく「心の再生」につながることを願いたい。
状況いかんでは「なぜ、私ができないのかをお教えいただきたい」と反論をすることも考えたい。」