パソコンで作ろう エンディングノート

■「実用めっき教本」(榎本利夫/佐藤敏彦著、日刊工業新聞社、2013年)を読む。
 コンパクトにまとめてあった。入門書ではなく、濃い内容である。この内容を全部理解すればある程度のことが分かるだろうと思った。

■パソコンで作ろう エンディングノート
日経新聞からの抜粋である。
エンディングノートを作るのは、死ぬ準備をするためではありません。もちろん、備忘録を作るためでもない。自分にとって大切なものは何かを考え、これからの人生の指針を決めるためです。そのために「心」「人」「物」の“棚卸し”をするのが、エンディングノートなのです。
 「心」の棚卸しというのは、家族への思いや、生と死に対する自分の価値観を見つめ直すことです。その中から、残すべき内容やどんな葬儀をしたいかといった希望なども明らかになるでしょう。
 「人」では、親族や友人との関係性を振り返ってみましょう。世話になった人、思い出深い人などを思い出し、いざというときに連絡したい人を思い浮かべます。
 「物」では、資産や形見を書き出します。自分の死後、何をどう残したいか考えることができます。
 エンディングノートにはよく、自分史や人生のバイオリズムを記す項目がありますね。エンディングノートが「心」「人」「物」の棚卸しと考えれば、その意味もわかると思います。項目を埋めていくことは、自分の人生の様々な場面を思い出すきっかけになります。そうして人生を振り返り、残りの人生をどう生きるのか計画を立てていくのです。
エンディングノートを作るときは、ぜひ家族にも相談してください。たとえ自分が「こんな人生を生きたい」「こんな最期を迎えたい」と思っても、家族の理解がなければかないません。また、家族にメッセージや写真、手紙などの思い出を残しておくことは、自分の死後、家族の心のケアにもつながります。
 資金面の準備も忘れてはいけません。例えば、エンディングノートを作る中でどんな葬儀にしてほしいという希望が固まってきたら、そのための葬儀費用を準備しておきたいものです。預貯金として残しても、銀行に凍結されてしまうと家族が立て替えなければならず、家族に負担が掛かります。葬儀保険などの方法と併せて考える必要があるでしょう。
 このように、エンディングノートは残りの人生を生きるときの計画書や行動の指標になるものです。余裕を持って取りかかりましょう。エンディングノートを作るのに、早すぎることはありません。」