70歳雇用

■「人生卍凶区」(藤本義一著、青春出版社、2007年)を読む。
 蘊蓄のある言葉オンパレードであった。
「頭の中にジグソーパズルの無数の片があって、これが移動の間に次第に絵柄を構成していく」
「金貸さず、役就かず、印せず」
「オイ!アクマ!」(怒るな、威張るな、焦るな、くさるな、負けるな)
「おれは錯覚で生きている。それも偉大なる錯覚の連続である」
「一日に最低二時間は誰にも邪魔されない自由時間を得よう」
「頼りにするのは君だけだ、などと薄っぺらい巧言を口にする人は、完全に馬鹿にしている」
「PQを端的に述べると、他人がなにを考えているのかを察知する能力」
「人生“得”の奥底にあるのは“分析”と“応用”なのだ。」
「自分の潜在意識の中に成功の願望を抱いて、それを達成するかどうかで決まるのが“成功”なのだ。」
「信念を貫くというのは、抱いたイメージを失敗を繰り返しながら現実にすることだ。」
「『自分は大丈夫だ』と思っていることこそがストレス〜」
「金銭欲を満たすために、どうすれば儲かるかを予想することは愚かだと知った」
「金儲けにウマイ話は絶対にないと思うこと」
「物書きとして生業を立てたいと思うなら、器械を使わず手書きに専念した方がいい。」
「プロも最初はアマである」

■70歳雇用
ある記事からの抜粋である。
大和証券グループ本社によると、「70歳雇用」の対象になるのは大和証券の本支店に約4000人いる個人営業職で、グループ人員の約3割にあたる。これまでも希望者については65歳まで継続雇用してきたが、10月からは上限を「70歳まで」とする。
継続雇用時の賃金体系は、月々は60歳以降、現役時から3割程度減るものの、賞与は変わらない。経験が豊かな人材を活用し、個人投資家の確保や若手社員の育成に役立てるのが狙い。
厚生労働省によると、65歳以上人口の割合は23.3%(2011年10月1日現在)。少子高齢化の進行で、今後ますます労働力人口の減少が深刻化することが見込まれる。
また、年金の財源不足の問題から、厚生年金の受給開始年齢が2013年度から25年度(女性は5年遅れ)までに60歳から65歳に引き上げられるなか、さらなる年金受給開始年齢の引き上げがくすぶってもいる。
そうした中で、厚労省は「高齢者の就労意欲と経験や技能を生かし、年齢にかかわりなく働くことのできる職場づくりを進めることが、ますます重要になっていきます」と意気込む。
高齢・障害・求職者雇用支援機構が70歳まで働ける企業をまとめた「70歳いきいき企業100選」(2012年版)では、食品加工業や飲食店、病院、タクシー会社、清掃・ビルメンテナンス、縫製業などで70歳定年制や定年を設けていない企業が紹介されている。
高齢者雇用の場合、非正規社員での雇用が多いが、中小企業では専門的な知識を必要とする職場や技術職、熟練を要する、いわゆる職人肌の社員が「正社員」として活躍している企業も少なくない。」