雨雲

■雨雲

◎雨雲が怒涛のごとく去って行く   禅智
 
 朝、どんよりとした鉛色の雨雲が空一面に広がっている。傘が必要かと戻ろうとしたが、西の空に青空が見える。これは晴れると確信しそのまま職場に向かう。
 道路は渇いていたが、木の葉は水滴を抱き瑞々しい。風は無かったが、歩く速度で風を切るのが心地良い。

■「夢は書物にあり」(出久根達郎著、平凡社、2009年)を読む。
「図書館に、一定時間、身を置くことで、図書の『気』を取り込む。これを『図書館浴』と称している」
幸田露伴は、若いころ、図書館に通って勉強した」
「本は〜墓場でもある」
「私の学校は、図書館と古本屋だ。」
「還暦を迎えて、始めたことが二つ、ある。身辺整理と、昔読んだ本の再読である。」
「喜んで馬鹿になること」
「春月は〜ドイツ語、英語、漢文、すべて独学で習得した。」
「薪には古い本を・読むなら古い本を・信ずるなら古い本を」
「町村合併で歴史ある地名が失われ、何の縁もない名が付けられるのを深く嘆いた」
「七十年学びの道を踏みて来し足跡見かへればちさくもあるか」(金子元臣)
「本の数だけ学校があり、教師がいる」
「人は書物にあり」