かすむ

■かすみ

◎山かすみ大陸からの黄砂かな   禅智  【残り602日以内】
 この時期、空が白くなっている。天気はいいし、気温も高い。山は見えず稜線がかすかにみえるだけである。春だったら春霞ということだろうが、これは何だろう。誰かが言っていたのを思い出した。黄砂ではないだろうかということだ。風はあった方で日陰は涼しかったが、風向きが逆になればいいのにと思わざるを得ない。
 これも知らず知らずのうちに吸い込んでいるのだろう。体調が悪い原因はこれではないか。

 目が霞んできたので、やばいと感じ早めに帰宅し21時前には床に就く。起きたのが5時でこれを書いている。おかげですっきりとした。

■「山里に描き暮らす」(渡部隆次著、むすず書房、2013年)を読む。
 画家の方であった。
「形を変えた選択的ホームレス」
「一丁前の男なら、自分のめしぐれえ作れるのが当たり前」
「さみしい人間は、おおかたが道には詳しいのである。」
「ほんの少しの才能に加え、貧乏上手という粘り腰的能力が必要だ」
「長年、一日二食でやってきた。」
「若いころからどの山も一人で歩くことが多かった。地図を片手に歩き回っていたおかげで、山でも町でも道や方角を間違えることが無い。」
「いつも音楽が身近にあった」
「山々へのオマージュ(賛辞)である」