競歩

競歩

◎汗かくな風を感じて抜かされる   禅智  【残り601日以内】
 梅雨入り前の独特の天気と感じた。まあ、さほど悪くは無い。太陽も出ており汗ばむ。こんな日は、汗をかかないくらいの速さで歩くに限る。風も適当に吹いてくれて、日陰では涼しい。そうしていると、後ろから早いペースの会社員に追い付かれ抜かされてしまった。テレビコマーシャルのように抜き去る時にお互いを見ると言うことはなく、単に無機質な白黒の世界であった。
 50mほど離れたところで、いつもの早さより少し早めに歩いた。獲物を狙うライオンのように、抜き返しそのままブッチギリであった。何気なく後ろを見た時は彼の姿は無かった。一人相撲だったか。汗がにじんだ。

■「99歳一日一言」(むのたけじ著、岩波新書、2013年)を読む。
「明るい世を望むなら、真っ先に自分が明るくなることだ。」
「あきらめ自体をあきらめる。」
「奇跡も偶然もよそからは来ない。」
「自分を自分で守る能力を高めてこそ、他人と協力する能力も育つ」
「人の四季はそれぞれだ。〜自分の季節に気付け。」
「真実は真実にだけ反応する。」
「私の道は一つだ。自分で選ぶか。自分で造るか。」
「小さいをバカにするな。」
「自然こそは人類の師だ。」
「なぜ長生きしたか? 物事が一つも自分の思い通りにならなかったから」
「文を書く仕事はいのちを削ります」
「よく書くには、よく読め」