闘病生活

■闘病生活

◎梅雨の闇風かぜ吹くな意志砕く   禅智  【残り〇〇〇日以内】
 社会人になって初めての入院であった。それは、突然訪れたため、心の準備どころか何の準備もできていないまま、即日入院であった。
 日頃、時間があればあれもしたい、これもしたいと考えていたこともあるが、いざ時間ができても何一つできないことが分かった。やはり、忙しい中をやりくりして成し遂げるのがいいのだろう。
 病院では寝てばっかりである。どうして、こんなに眠ることができるのだろうかと不思議である。筋肉は、最初から鍛え直さなければならないだろう。
 10日も入ると弱気になる。人生のターニングポイントなんだろうなあ。
 夕方、病院の談話室から暮れ沈む夕日を眺めながら詠んだ。シャボン玉のように優雅で好きなように生きてきたと思っていた。屋根まで飛んだことがあっただろうか。とても低い屋根だったんだなあ。それも、少し風が吹くと壊れて消える運命だったのだ。
 それでも飛んだだけ良かったのだろう。飛ばずに消えるよりマシと思おう。
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 今日、最後の点滴を終え退院しました。6割回復の状態である。後は、投薬と通院で治すよりないようである。医師より、無理はしないようにと指示があり、緊急連絡先もメモった。
 明日から出社です。