模擬定年

■模擬定年
 今週は運動をしておらず、どこかへ行こうかと空を見上げるが今にも降り出しそうな雨雲がいまいましい。まあ、本気で思っているなら雨など関係ないはずである。雨が降りそうなことにかこつけての単なる言い訳である。
 午前中は日差しもあったので、ドラッグストアで買い置きしてあるボトルコーヒーと一冊の本をリュックに入れて近くの公園のベンチに座る。
 最近この青空読書にはまっている。風が吹いて景色もいいので集中して本が読める。おまけにお金がかからない。ただ、10時を過ぎたころから子供たちが網を持って何かを捕るらしく静けさは破られた。そんな時は場所を変えればいい。
 昼近くになって一冊読んでしまったので、次の一冊を取りに自宅に戻る。
 やはり2冊ほど入れて出ないと落ち着かない。
 自宅へ戻ると、皆で金沢へ行くらしい。出番か?と思い待っている素振りで部屋でくつろいでいると「行って来ま〜す。」とのことであった。
 さて、昼はどうするか。財布の中にラーメン屋さんの唐揚げ無料券が入っているのでそこにする。

 野菜がたっぷり入ったラーメンを食べることにしたが、メニューを開くと「四川風」というのがあったので、頼む。上に辛味噌がかかっている。盛りは写真と違うのでがっかりであった。

 午後からも本を開くが眠くなってしまったので、帰宅し昼寝である。
 まるで、定年後の生活の予行演習のようになってしまった。自分でも可笑しい。誰でも初めて経験することであり、見本がないに等しい。いくら綿密に調べたところで、行き当たりばったりになることだけは分かる。ただ、時間だけがある生活が死ぬまで続く。
 今日はこのまま、風呂に入ってまた眠ることになる。明日は、出張のため早朝出勤である。
 いや、年末年始の冬山計画を立てよう。今回は気合を入れなければならない。

■きのこ検定
 ネットを見ていたらきのこ検定というのがあることがわかった。検定試験については、いろいろな批判はあろうが、正しい知識を体系的に身につけるには打ってつけだと思っている。
 しかし、試験日がナチュラリスト研修日と重なっているので今回は見送りだ。