出勤

■出勤
◎指先にそれは突然お客様     禅智
 昨晩はいつの間にか眠ってしまったようだ。6時前に目が覚める。今日のように自然に目が覚めるというのは気持ちがいい。今日も、生きてるぞ!とエネルギーが湧いてくる。
 シャワーを浴び、朝食を採りながら朝刊を眺めていると児童文学賞の入選作品が出ている。まったく読む意欲が起きない。天気予報は午後から雨であった。
 外は寒かった。ゴミ出し日であったのでいつもの道と違う。大きな会社の前まで来ると鳥の声が騒がしい。何の鳥なのか名前は分からず、姿も見えない。これを声だけで分かるようにならなければならないので、県内の野鳥の会でものぞいて見たいなどと思いながらの出勤であった。
 突然、軽いクラクションが鳴り振り返ると車の中から「ともさん」が挨拶してくれた。この前の「うっし〜さん」といい、山友と良く会う道である。
気温が寒いのか、いつものお客様かは知らないが、指先が異様に冷たくなっており、第一段階に突入である。
 午後からは猛烈な頭痛に見舞われる。やっとの思いで19時ごろまで持たして帰宅する。急に寒くなったので体が追いついていかないのだろうか。

■「サバイバー23区」(木下半太著、講談社、2013年)を読む。
 なかなか着想が面白かった。