日の出前

■日の出前
◎冬来る枝の先にはオナガかな    禅智
 今朝は早起きして家を出た。まだ、日の出前である。夜明け前ではない。少し欠けた月が西の空に白く浮かぶ。早く出たので少し遠回りをする。小学校の校庭には落ち葉が土を見えなくしている。このルートは、東へまっすぐ進むため、剣岳に向かって進むことになる。八つ峰はとげとげしくはっきりと見える。
 車道にも車の流れは少なくすがすがしい気持ちで通勤路を歩く。

■「自分の運命に盾を突け」(岡本太郎著、青春出版社、2014年)を読む。
 死後20年が経つ。週刊誌に連載されていたものの再構成であった。力があった。まあ、年齢がらすぐに感化されることはなかったが、相田みつをさんにも似た表現がある。
「毎朝が自分の人生のはじまりだと思って人生を賭けている。」
「瞬間瞬間に自分の進んでいく道を選んできた。そのとき、いつも危険だと思う方に自分を賭けてきた。」
「人生で大切にしたいのは“尊敬”よりも“感動”だ。」
「死ぬことが怖かったらほんとうに生きることはできない。」