フォークソング

フォークソング
小雪に雨降り飽きてカタルシス     禅智
 今日も朝から雨だった。風が弱かったので傘で十分対応可能である。平日のため車の流れも多い。こんな日は何も考えないに限る。カタルシスには最適であった。
 何も考えなくても、昔のフォークソングが知らずに出てくる。風、加茂の流れ、歌詞やメロディーは覚えているが題名を忘れた歌などである。
 人は誰も耐え切れず振り返る・・・・か。自分は振り返る余裕はない、人は皆人生のゴールに向かって歩いている。人生100年とし、健康年齢を80歳と仮定すると、60代こそは、人生の集大成の期間ではなかろうか。

■「壊れし者たちの季節」(中山英昭著、幻冬舎ルネッサンス、2014年)を読む。
 哲学を学ばれた方の書物であり、難しい漢字が多かった。内容はだれでも学生時代に似たようなことを経験しているのではないか、と思いながらであった。少し羨ましくもある。
幼馴染の二郎との偶然の出会いからはじまり付き合い、そして二郎の死が中心に描いてある。
「思索することが、自分に最も適している」
「〜生きている限りは、多分、読むことと書くことだけはやめないだろうな。なんといってもこういう生き方そかできない」
「〜物事というものは自分自身で経験して初めて解るもの〜」