仕事納め

■仕事納め
◎日は起きず師走の道に雨深し   禅智
 雨が静かに降っている。雨音はしない。車のライトが道路に反射している。もう大方の会社は仕事納めなのか、車の台数が少ない。今朝は静寂そのものだ。
 こういう日は何も考えないで歩く。 やっぱり徒歩通勤は暖かくていい。

■「読書について」(小林秀雄著、中央公論新社、2013年)を読む。
「濫読の害という事が言われるが、こんなに本の出る世の中で、濫読しないのは低能児であろう。」
「これから小説でも書こうとする人々は、少なくとも一外国語を修得せよ」(菊池 寛)
「1. つねに第一流作品のみを読め
1. 一流作品は例外なく難解なものと知れ
2. 一流作品の影響を恐れるな
3. 若し或る名作家を択んだら彼の全集を読め
4. 小説を小説だと思って読むな」
「教養とは、生活秩序に関する精錬された智慧を言う」
「強い好奇心を持っている限り濫読というものは害はない」
「外国でも暗証が基礎」
「古いものをすべてやめて新しいものに代えるとすれば進歩はないですね。」
「退屈していなければわからないものがあります」