浮草

■浮草
◎浮草に人生重ね青田見る    禅智
 昨日は汗をかいたので朝はすっきりであった。目覚ましのセット時刻よりも早く目覚める。筋肉痛はない。あれば大変である。やはり適度な運動はQOL向上に必要なのだ。
 出勤時は晴れていた。太陽が雲に隠れて影が出来ない。こういう日は、西側を歩く。風が良く吹いてくれて気持ちがいい。特に、リュックと背中の間を吹き抜ける風は最高である。
 気温が高いからなのか、鳥の声が少ない。ハトどころかカラスもいない。変な朝だ。
 しかし、いつもの場所にキジの親子が朝食中のようだ。全部で7羽いたので、子供が5羽ということが分かった。

 東の空は、青空と厚い雲がまだらになっている。太陽が顔を出さないうちに職場に着けばいいかな、と思うが決してあわてないじぶんがいる。
 ハクセキレイの夫婦が飛び交っていたが、撮影ならず。
 水が張ってある水田には浮き草がびっしりと浮いている。
 浮き草は根なし草というと思っていたが、根はある。支点が定まらずあっちフラフラ、こっちフラフラと風の思うままに動いて生活している。思えば、今までの自分の人生も似たところがあったなあ。
 田んぼは稲が30cm以上に伸びており、今日のようなやや強い風の日は、波打つかのように揺れている。
 土日は何ともなかったが、最初は9時10分、2回目は9時40分と明確に胸の痛みがあり、その後重い状態が続く。ああ、今日も朝から胸がウイ!
 午後から気休めを服用するが、まったく効かない。午後からもずっとウイ状態が続いていた。
 帰りは強い南風が吹いている。南に向かって帰るので、抵抗がある。今の時期でもフェーン現象というのかな。
 これでは、銀杏も落ちるというもの。

 夕方、「フィー、フィー〜」と鳴いているスズメ大の鳥がいる。羽の一部が黄色いのでカワラヒワかと思ったが、図鑑で調べると鳴き声が違う。結局、分からず。

■「いま『山の日』制定」(議員、書苑新社、2014年)を読む。
 中小企業勤務者で稼働日カレンダーで運営している限り関係はないのだが、山の日制定までの議論経過が良くわかる。こころが熱くなってくるのを抑えることができなかった。