炎天

■炎天
◎炎天に人生の行(ぎょう)汗だらり    禅智
 昨日は寝苦しく、板の間で寝たようだ。戸を開けると風がよく入ってくれた。そして、5時に目覚める。今日は、早朝会議の日である。早く議長を代わってもらいたいものだ。
 シャワーを浴びるが最後は水にしたらさっぱりした。
 新聞では昨日は熱中症で4名亡くなっていると報じていた。
 玄関を出ると青がまぶしい。ほぼ快晴の青空に夏の日差しが降り注いでいる。6時半ごろにも関わらず日焼け止めが必要かと思った。気温が35℃以上を酷暑という。
 風は昨日と同じ、強い南風で出勤時は背中を押されるので都合がいい。風があるため野鳥は、スズメ、ツバメでかろうじてカラスが1羽のみだ。遠くの方では、サギが旋回している。いつもの場所では、キジの親子が餌をつついている。何か安心する。
 信号の手前で赤に変わったので、日蔭まで戻って待機だ。影は涼しくて天然のクーラ^−の様だ。
 汗をかかないようにゆっくり、日蔭を選んで歩いていたが、職場に着くころには額は汗ばんでいた。
 9時前に、胸のうずきを強く感じたため、薬を服用する。ああ、今日も朝から胸がウイ!
 一日中ウイ状態が続き逃げるように職場をでる。
 今日は野鳥の写真は諦めていた。ところが、セキレイロードでハクセキレイが近づいてくるので、近くで取ることができた。セグロセキレイのようにも思ったが、顎が白いのでハクセキレイと判断している。

 この時期の悩みに足に靴下の跡が残って赤くなることである。結構痛い。

■「とにかく散歩いたしましょう」(小川洋子著、朝日新聞社、2012年)を読む。
 雑誌に連載されていたエッセイをまとめたものであった。なかなか微笑ましい話があった。歩く話が多かった。
 歩くと何かに詰まったときに回答が得られるようだ。自分も経験している。
「生きている限り、私は散歩するでしょう。」