青柿

■青柿
◎青柿の秘めたる闘志奥歯噛む    禅智
 今朝、新聞の片隅にポツント小さく出ていました。「読者のひろば」に感動的な話題が投稿されていた。赤江川で錦鯉を見た人の話である。初めて見た時の驚きが目に映るようだ。
 朝から真夏の気候である。歩いて5分も経たないうちに汗ばんで来る。キジの親子のいる方へは道路を横断し日差しの当たる側なので遠目で見ることにした。確認できなかった。草もだいぶ伸びてきたので、隠れて見えないのかもしれない。
 「フィジー、フィジー〜」と鳴くすずめ位の鳥が電線に止まっている。また、奴だ。

 なかなか種類まで特定できないね。カメラを買ったら最初に撮りたい野鳥である。
 10時5分 ロラゼバムを服用する。ああ、今日も朝から胸がウイ!
 何とか副作用を我慢しながらの仕事であった。もうそろそろ限界・・・かも。確か自殺した中学生もそういうことをノートに書き残していたようだ。
 隣の実家の大きな柿木は切られたが、もう一本立っている。鳥のエサ台を確認したら米は全く食べられておらずがっかりである。にわか仕込みは鳥にも分かるのだろう。
 茗荷の葉も大きくなっており、探したいのであるが、強烈な蚊がいるので長袖で採らなければならない。柿木には青柿がしっかり付いている。その内に秘めた闘志に口がキリッとなった。

■「人間の死に方」(久坂部羊著、幻冬舎新書、2014年)を読む。
「先手必敗」
「悪くなったら諦める覚悟」
「ストレス=諸悪の根源説」
「検査も治療も受けたくない」
「身体が弱ってきているのに、死なれんかったら困る」
「死という初体験を前に、戸惑っていた」
「寿命が尽きて食べなくなるのは、それほど苦しくない」
「死を受け入れることの安らぎ」
「死を容認しているから、今さら痛い注射や検査も必要ないし、水分補給も投薬もしない」
「糞便の固形成分でいちばん多いのは、腸壁の細胞が脱落したものと、腸内細菌の死骸である。食べ物の残渣ではない。」
「努力もしない代わりに、無理もしない」
「心身の負担は、どんな優しい人をも変えてしまう」
認知症は治そうと思うことが不幸のはじまりだ」
認知症の介護は、まずあきらめることからはじまる」
「老いればこんなものと、受け入れればさほど心も乱れない」
「〜理想的な最期を阻むものとは何か。〜よけいな医療だ」
「地獄への道は善意で敷き詰められている」