ヒグラシ

■ヒグラシ
◎夏過ぎてその日暮しか秋の風   禅智
 今朝も暑い。しかし、空には雲が漂ってどことなく初秋を感じる。日陰の道を選んで歩いている。田んぼの中では、シオカラトンボの雄雌、ミヤマアカネが飛んでいる。いつもの風景である。心なしか蝉の声も小さくなってきたようだ。そろそろ、ヒグラシが鳴くころだなあと思いながら歩く。

【出典:ウィキペディア

 家の中では、お盆休みの計画などが飛び交っている。盛んに、お盆は山へ行ってはと勧められる。うれしいような、そうでもないような複雑な気分である。登山はできない旨話すと、キャンプ場はどうかとしきりに勧める。どうも、家に居ては良くないらしい。
 さて、どこで泊まろうか、今日から考えよう。

■「ある心臓外科医の裁判」(大川真郎著、日本評論社、2012年)を読む。
 自分と同じ病名の患者が手術中に死亡する裁判を扱った本である。裁判の本なので、事実が克明に書かれてある。自分も近々と思うと、少し怖い思いもした。結論は、自分が思ったものと反対であった。確かに、何が真実かは分からない。病院名や本名も出でいるので今後の参考にしたい。