尖山

■尖山

http://tsuenich.web.fc2.com/20160210blog.html

■「ベスト・エッセイ」(日本文藝家協会編、光村図書、2015年)を読む。
 これまで、毎年の分を読んできた。毎回感動が大きい。
「奔走子(ほんそご)とは、父母がいつくしみ育てている子供、愛児、〜」
「〜どうやら今の日本人の大方は、木のことなんか知らないようである。」
「〜衰えの百態を見る〜」
アニミズムというのは、どんなものやことにどういうとき“いのち”が立ち現れるかという感性のことだからだ。」
「時代は記憶そのものなのだ。」
「私は現在、重い病を抱え、治療を続けているが、幸せでない理由はひとつもなかった。」
「〜便利とは自己中心であり、その最たるものは、目先の利益だろう。」
「年をとると、若いころのキャリアなんて全然、意味がないのである。」
「〜六十歳を境に、車の運転から遠ざかった〜」
「ドクターサーフィン」
「人とは堕落する生き物である。」
「動物にせよ、植物にせよ、本来仕事はしない。」
「〜パソコン、携帯その他の端末類をまったく持っていない〜」
「尚歯会とは、敬老会の意」
「ひと口に老人というけど、たくわえてきた知識は大層なもの」
「今の社会は、目を皿のようにして他人の負のイメージを探し出し、喧伝し、バッシングし、貶(おとし)めることで、自分たちのアイデンティティを確かめ合うという、同調暴力が荒れ狂っている。」
「貧寒とした日々を生きていたのだけれど〜幸福だった。」
「餅は力であり、力への信仰を含めた、食品以上の食品だった。」