剪定4

■剪定4
 いよいよ今日からマツの剪定である。これまで、講義のプリントは3〜4ページであったが、マツの剪定だけで12ページもある。
 まず、マツの樹形として、曲幹仕立て、斜幹仕立て、流枝(なげし)、門冠り、火障りの木、懸崖の松、飛泉障り松、景養松とあった。
 次に、「みどり」と呼ばれている新芽の剪定で「みどり摘み」という、基本的なパターンが5つあり、枝の伸ばし方を考えながら指で剪定するという。
 剪定時期については、教科書では4〜5月になっているが、地域によって違うという。みどり摘み後の土用芽が出るので2回しなければならない。営業的には7月ごろ一回行う人もあるという。この場合は、指では摘めないのでハサミでカットする。
 枝の伸ばし方は、亀甲透かしと呼ばれる技法で行う。一番多いのは中芽切りである。
 マツの剪定だけでだいぶ時間をかけるようだ、その後は実地である。生徒の中には自己流の経験者もたくさんおり、質問が飛び交っていた。自分の家には松がない。
 今日の植物覚えダジャレを考えた。
 1.キンモクセイ・・・この葉は表面のデコボコが特徴的なので「表面がデコボコの金星、木星
 2.クスノキ・・・この葉は三行脈と全縁のうねりが特徴である。しかし、三行脈といえばシロダモが代表的であろうが、葉身で区別がつく、ヤブニッケイとも似ているが、全縁のうねりで区別しよう。「クス、クス、クスと三回笑う」
 この三回は三行脈を表しており、笑うは、メタボの人が腹の脂肪をうねらせて笑う姿を想像する。
 3.サルスベリ・・・この樹は2列互生が特徴であるので、「1,1,2,2 サルスベリ」と覚えよう。