雪吊り

■雪吊り
 学科がほとんど終わって、今週からは実習ばかりになるようだ。手始めに雪吊りである。あらかじめ、ロープワークなど必要な技術は習得しているつもりであったが、なかなか身に付いていない。
 今日は、技術の連続であった。
 昔から雪吊りの天辺には、縄が10本近くあるのにどうして落ちないのかや、なぜ絡まらないのかなど不思議に思っていた。
 自分で剪定した松に対して雪吊りを行うことになる。午前中は先生により実演と解説であった。
 天辺のやり方に付いてよくわかった。技術だねえ!
 新しく飾り結びを習った。雪吊りの天辺の縄を締める時に使う。これは6種類ほどあるが、2種類ほど覚えておけばいいらしい。 
 さて、午後から本番である。8本の縄を操作するが、最初の巻き結びが出来ない。ベテランにやってもらった。
 支柱を立てるが、樹がまっすぐではないので、支柱と幹の間に隙間ができる。これには、男結びでワリを入れる方法でつなぐ。皆、感心していた。技術だねえ!
 先生曰く、雪吊りといっても、家の父ちゃんが自宅の庭の樹を扱うのではない、お金がもらえる雪吊りをやらなければならない。当然、美観も大切な要素になる。
 午後いっぱいかかって二人で1本のクロマツに雪吊りをした。兼六園並みの出来ではなかろうか。

■「本屋稼業」(波多野聖著、角川春樹事務所、2016年)を読む。
「この世の何もかもに意味がなく思える感覚〜」
「どんな時代でも人は本を読む。」
「少し話しただけでその人間の本質を見抜くことが出来る。」
「〜いじめられた側は絶対に忘れることはない。」
「カネは出すが、口は出さない。」
「大事なのは会社の隅々まで知ることだ。」
「〜本にはありとあらゆるものが無限に詰まっている。」
「残りの人生、自分をもっと軽くして生きていきたい。」