総会

■総会
 朝から実家の後片付けである。名刺や20年以上前の年賀状を廃棄する。取っておけばいつかは役立つだろうと考えていたが、杞憂であった。昨日のテレビで聞いたような名前が出ていたが小学校の同級生のようだ。校長先生とは偉くなられたものだ。
 そして、所用や役所の手続きがあり、昼飯もそこそこ家人に県民会館まで送ってもらった。
 今日は総会である。昨年も議事録を取らされたので、おそらく今年もそういう流れになることが予見されたので、ノートも持参する。
 総会は3部構成である。第一部は、役員会、第二部は自分のような一般会員を交えての総会、第三部は講演である。
 30分前に着いた。当然役員会は始まっている時刻であった。しかし、ドアが開いていて手招きされ、役員会から議事を取ることになった。
 幸い、一般の内容も同じであったので、一部で済みそうだ。
 少し雑談の時間があり、自分の撮ったシロカモメがいいとお褒めをもらった。しかし、図鑑を見ても自分では同定できなかったので、複雑な心境である。
 先日届いた機関紙に支部長がユリカモメの歳時記を投稿されている。この内容は自分向けと言われたが・・・・。内容が高度過ぎて消化不良でした。
 これからは、ツバメの初見申請、カッコウの初鳴き申請で盛り上がりそうである。
 講演は、ラムサール条約登録湿地である立山弥陀ヶ原と大日平の学術調査報告書という高貴なタイトルでの話であった。講師は来年自分は脱会する自然保護協会の専務理事さんであった。
 数日でこの調査報告書が出来上がり、その内容のみであった。会員には配布されるようだが、まあ諦めよう。称名滝や弥陀ヶ原を解説している方には非常に有益な情報源になることは間違いなさそうだ。

■「悼む力」(阿刀田 高著、PHP、2013年)を読む。
「マン・イズ・モータル。人間はかならず死ぬ。」
「太陽と死は直視するのがむつかしい。」
「死んだ人は、だれかがその人を思い出している限り生きているんだ」
「よく生きるためには読書が役立つ」
「私たちは死をないがしろにして生きることはできない。」
「むつかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをゆかいに、ゆかなことをまじめに」(井上ひさし
「人生は七割くらい満足ができれば上等だな」
「病気に対しては転ばぬ先の杖が有効だ」
「どうしたら苦しまずに死ねますか」「長生きすることです。体力がなくなってますから苦しまずにポックリと死ねます。」
「〜ここ数十年、私たちは物の豊かさを求め過ぎたのではあるまいか。」
「貧しくても心の豊かな生活がありうる。」
「私たちには簡素であることを尊ぶ伝統がある。」
「人間は大自然の猛威に抗しえないんだな」
「平和とは、戦争と戦争のあいまにある騙しあいの期間」
「全員一致の賛成は採択しない」