創作

■創作
 今、駅構内のスタバでこれをアップしている。
 今日も朝から霧雨が降っている。6時ごろ起床し洗濯である。替えをすこししか持って来なかったので洗濯は毎日必要である。
 最近、野菜が不足していると感じており、バスで移動の時に見つけたファミレスの朝食バイキングをチェックしていた。600円台で少し高いがたまにはいいだろう。
 バス停で3つ目なので傘を差して歩く。妙に混んでいる。朝食バイキングは前払いになっており、840円と言われる。ここで、クレームを付ける。今日は金曜日で平日ではないのか、と。しかし、祭日であった。何の日だと思って調べると山の日であった。
 こっちとらは、毎週山の日なのだ、そして、毎日が休日なので関心がなかった。
 味は最悪で、下痢も伴った。もう、行かないことは確実である。
 こんな日は、図書館へ行こうと決める。マンションから歩いて5分と考えていたが、計ってみると3分の距離であった。
 今月は、聞かれたくない理由で神奈川県平塚に来ている。この機会を活用してやりたいことを持ってきたが、その一つに小説の応募があった。毎年、5月の連休にはあらかた書き終えているが今年はなんやかんやでなにもしていない。8月末が締め切りなので、今年は見送ろう。来年の為に書くことにする。
 あらすじはこうである。ネタバレにはならない。世の中に出ることは絶対ないからである。出来れば力のある方に書いてもらいたいと考えている。仮題「便利で貧しい世界」
「AとBは幼馴染である。Aの家庭は貧しく性格はおとなしい。反面Bは裕福でいつもリーダーシップを発揮する。BはAから優越感を味わっている。
 Aは学校になじめずに不登校でやっと特例で高校を卒業させてもらった。Bは学年代表で卒業式には答辞を読んだ。
社会人になってからも、Bは最新鋭の高級車、パソコン、携帯端末といろんな最新の機器をそろえてAに自慢している。一方Aは、自動車の免許も取らず、もっぱら自転車と徒歩での生活になっている。
Aには、趣味が2つあった。読書と山歩きである。図書館が先生であった。
Aは、地元の中小企業に就職し、Bは世界的な大企業に就職した。Bは順調に出世した。
60歳前でAは職場を去った。Bは、役員として会社を切り盛りしていた。
Bは、健康のためにAを登山に誘った。Bは、Aを置いてすごいスピードで登った。そして、道に迷った。衛星の電波をとらえる機械なので迷うことはないと考えていた。しかし、電話は出来ない。そして、長年にわたり自家用車生活に馴れた足腰は、動こうとはしない。また、スマホで回答をすぐ見出せる生活に馴れた結果、自分で考える力は無くなっていた・・・・・・。
Aは待ち合わせ場所にBがいないことで直ぐに救助を要請し自らも加わった。Bは、Aの機転のお陰で奇跡的に救助された。
Bは職場を離れてからのことを考える様になった。あれほど慕ってくれていた後輩たちの目が違ってきている。『Bさんは、まだ会社にいるつもりなのか』自分にしかできないプロジェクトも後輩に引き継ぎ何も心配はない。来年は65歳で会社を去らなければならない年であった。しかし、これといってやりたいこともなく。何事も面倒くさく、ただ生活できればいい。・・・・
 AとBはクラス会で再開した。まだ、前の会社の名刺を持っている人、元取締役などと書いている人もある。AはBを見て驚いた。少なくとも10歳は老けて見える。精気がない。5年前には会社に残れた、勝組だなどと意気盛んであったが、5年でこうも変わるのか・・・・・・
 Bの口癖はスピードこそ勝てる要素であった。早く早くと、自分が早く病に侵されて既にベッドから起き上がることは出来ない体になっている。・・・・・」
 
 バスを待っていると聞いたことのない小鳥が鳴いている。ようやく見つけたが、スマホなので同定不可。