ムキタケ

■ムキタケ
 今日もいい天気である。しかし、少し暑い。今日からアッシー劇場の幕開きである。11時にバイト先へ送って行って、迎えの15時までは自分の時間である。
 最近あまり本が読めていないので、チケットのあるコーヒーショップへ向かう。秋の柔らかな日差しが射しこみ、まるで海外の喫茶店のテラスにでくつろいでいるような雰囲気であった。

 考え事が次から次と湧いて来て、なかなか集中は出来なかった。主な考えごとは昼食である。送って行く前に台所を確認して来た。冷ごはんが2杯分ほどある。これまでなら、レトルトカレーで終わりというパターンであるが、それでは寂しすぎるではないかといろいろ考えていたのであった。何とか100円ぐらいで済ませることも大事な要件である。
 冷ごはんと言えばやはりチャーハンであろう。そして、有峰で採れたムキタケも今度はテンプラにしようと方針は固まった。
 キノコを冷凍保存するには水っぽくした方がいいと教えていただいた。冷凍庫から取り出したときは隙間に氷が出来てなかなか溶けなかった。分厚いので、半解凍の状態で包丁を入れる。
 小麦粉は硬めにする。そして外側がかきもちのように硬くなるまで揚げる。チャーハンは、レタスを大量に入れる。小麦粉が余ったので、モチも揚げる。
 
 最初に揚げたてのムキタケを食べる。「カッ!どいがよ〜!旨過ぎる!」風味が生きている。外はかりかりで中はジューシーのテンプラが出来た。富士にはヨイマチグサが似合うように、ムキタケは天ぷらに限る。今日はワン・ダラーランチ達成である。
 10月になって毎週アイスクリームの無料クーポンが来る。金曜日のみ引き換え可能であり、バイト先に迎えにいった後に寄るも、自分の分は口に入らなかった。
 散髪へ行くことにした。いつもの床屋さんは4000円近くかかるので、シルバー割引をしているところに初めて入った。シルバーといったがまったく疑われなく割引してくれた。1400円である。
 家人と子供達は北海道フェアに行っているので、夕飯は期待できるだろう。

■「知っておきたい100本の木」(田中 潔著、主婦の友社、2011年)を読む。(その2)
ミズナラ水楢)・・・欧州ではオークを樹木の王としている、ミズナラは、このオークよりも良質とされた」
「コナラ(小楢)・・・ミズナラは山の木、コナラは里の木。ミズナラに比較して名前が付いた。」
「ブナ(橅)・・・保水力が大きい、曲木の椅子」
「オウシュウトウヒ(欧州唐檜)・・・別名、ドイツトウヒ、楽器の響板」
「アカガシ(赤樫)・・・木刀に使われる」
「カヤ(榧)・・・基盤、油」
「ナナカマド(七竈)・・・①材が燃えにくく、7回竈に入れても燃え残る。②極上の堅炭にするため7日間も竈の中で蒸し焼きにする。③この材で作った食器は7世代も使えるほど強い、実は集団で来るキレンジャクヒレンジャクによって、あっという間に食べられてしまう。」
「ムクノキ(椋)・・・材は硬く、バットなどの運動道具、甘い実は小鳥たちの好物」
「キリ(桐)・・・肥料を十分与えて太らせ、一度根元で切る。これを台切りという。」
「クワ(桑)・・・クワとヤマグワの違いは、雌しべの花柱がはじめから2本に分かれているか、途中から分かれているか。」
「カツラ(桂)・・・カツラの大木の下には、必ず水脈があるといわれた。」
「ハリギリ(針桐)・・・建築材や家具、別名としてニセゲヤキ、アクダラ、オオダラ、アホダラ」
ヤマザクラ(山桜)・・・版木としては最高の材」
「イチイ(一位)・・・弓材」
「ホオノキ(朴)・・・製図板、彫刻材、年賀状の版木、葉に殺菌力」
「チャ(茶)・・・野生では10m近い高木」
「アオキ(青木)・・・葉をよくもんだり、火にあぶって泥状にして、やけど、しもやけ、切り傷の幹部に貼り薬として使う」
「ハゼノキ(櫨)・・・和蝋燭、軟膏に使われた木蝋の木、究極の色の黄櫨染(こうろぜん)」
ムクロジ(無患子)・・・天然洗剤、羽根突きに使う羽根の根元」
「サイカチ(皀サヤ)・・・枝が変化した刺がある。漢方薬、石鹸、若葉は食用」