■城ケ平山
久しぶりの秋晴れである。こんな日は、定番しかない。
朝家人を送った足で上市へ向かう。まあ、登頂は望まずとも野鳥を撮ったり自然に触れればそれでいいというスタンスで臨んだ。秋の恵みもあれば越したことはない。
冬イチゴやムカゴなども探しながらであったが見つからなかった。カケスなのか、オナガなのか区別できなくなったが、カラス科の野鳥の群れが騒がしい。シジュウカラ、ヤマガラ、エナガとあと数種類いるようだ。
水場では水が出ていたので、一杯頂く。
昨日までの雨で登山道はぬかるんでいるところもあったが、総じて問題はなかった。駐車場には10台ほど止まっている。
風も適当に吹き、太陽の当たる場所は適当に暖かく、いい山である。
まったく、今日のような日に山へ行かず、いつ行けばいいのか!と思わずうなりたくなるような快晴の天気であった。
さっそく、野鳥の濃い場所に来たのでカメラを構える。樹林帯なのとまだ紅葉には早いと見えて広葉樹は葉を茂らせており、野鳥撮影は困難を極める。
何とか1枚。コガラのようだ。
一方、この山はキノコの山である。ナメコはまだ早いのだろうか。ヒラタケでもないかとキョロキョロするものの見えなかった。
これが成長してナメコになるのだろうか? たぶん違う種類であろう。
野鳥が群れでいったり来たりしている。カラ属の特徴の一つである。頑張って撮ったが、アングルが悪く同定できず。困ったもんだ!
汗をかかない速度で歩いていたが、やはり汗ばむ。したたり落ちはしなかったもののアンダーウエアが汗だくである。
ちょっと頂上まで行こうかと急ぐ。
頂上のベンチに腰掛け、太陽を背にして上着を脱ぐ。10分もするとアンダーの汗が乾き、暖かくなる。そのタイミングで下山である。
下山は逆光になってしまう。これはアトリのように見えるが・・・・・・。
まったくいい天気だ!
もう登山口というところで、ムラサキシキブを撮る。
往復で約2時間であった。
その後は、アルプスの湯に向かう。無料入泉券が1枚ある。ここでアンダーを脱ぐと汗でずっしりと重くなっている。
ここのお湯は、なんといっても炭酸泉である。後頭部と腰の2点を付けて浮くようにすると本当に眠ってしまう。これが最高である。結局、2時間弱いたようだ。
定年になったら、里山を歩き、温泉に浸かり、本を読む、といった定番の一日であった。