料理教室

■料理教室
 今日は料理教室なので自家用車不要と宣言したものの、家人が遅出なのでいつもの曜日になった。
 料理教室は、頭は禿げ上がり、皮膚は弛み、腹が付き出しているおやじどもが18名集まって教えてもらっている。
 最初は期待に胸を膨らませていたが、毎回払う800円と提供される料理の価格に不信感を持っており、最近は気乗りしていない。
 今日のメニューである。

 今日のテーマは味付けというので最初に講義がある。
 ジャガイモであるが、メークインと男爵が普通であるが、料理によって使い分けたほうがいいとのこと。肉じゃがなど形崩れを嫌う場合はメークインで、潰して使う場合は男爵がいいとのこと。
 味付けの基本は「さ・し・す・せ・そ」を覚えるといい。
 「さ」は砂糖、酒、味醂を指し食材を柔らかくする働きがあるという。
 「し」は塩や塩麹
 「す」は酢
 「せ」は醤油
 「そ」は味噌
 まず、今日の材料を撮る。6人で一人800円なので4,800円となるが、米や調味料や燃料もあるので、少なくとも4,000円分の材料でなければならない。多少のデコボコは気にしない。3,000円から5,000円の範囲であれば納得するつもりでいた。

 個別に計算はしていないが、ざっと見ても2千円でおつりが来ると思ってしまう。
 今回の自分の班は、汁物担当である。10分で終わる自信はあるので、他の人を手伝う。
 ご飯はグリンピース入りというので、集合がかかった。最初にグリンピースにも塩を振っておくこと。そして、ごはん3合で塩小さじ1杯(5g)がいいという。

 各自自分で役割を見つけて手を動かす。生姜のみじん切りもお手のものである。包丁の腹で潰した後に細かく切る。
 1時間ほどでご飯が炊けたようなので集合がかかる。確かに、綺麗に炊けている。

 今日の興味はごま豆腐である。正確にはごま豆腐風というらしい。専用の入れ物に入れて冷凍庫で冷やす。

 このごま豆腐は仕切りを使うとそこから剥がしやすい。

 11時には全てが出来上がった。お椀に盛って全員でいただく。

 これで、800円かと毎回思う。どうみても500円以下に見える。外食は調理してもらう分の人件費があるので納得できるが、今回は自分たちで作ったのである。
 全員で会食しているが、会話もなく、料理の評価もなく、ただあくせくと口に運んで10分もかからず終える。

 切り方や味付けなどの評価もあった方がいいだろうが、そうすれば個人攻撃になる可能性もあるので皆口にしないのだろうなあ。
 毎回、料理教室の後はすごく疲れる。外は雨が降ったり雨が止んだりを繰り返している。少し丘陵を散策して、帰宅した。
 今日はコーヒーを飲んでいないぞ。昨日のテレビで2〜3杯飲むのが健康の秘訣という特集をやっていた。