当て外れ

■当て外れ

 今日の予定は、午後から呉羽山で打合せである。朝は、いつものようにセカンドオフィスに向かう。

 最近、声の大きな名物おばあさんが見えないので、静かである。常連さんも2名来店された。どういういきさつかは忘れてしまったが、ロープワークの男結びを教えていた。これで、結構盛り上がったね。

 少し早かったが、バス停へ向かう。途中、お城のお堀で鯉の幼魚が群れを成している。この間よりも大きくなっている。

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 100円バスで下車する。

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 バス停から無料のエリアへ向かう。この池は泥を掻き出すために、水が抜いてあるそうだ。ここで、望遠カメラを持った、2地区の地区長に出会う。彼も、野鳥が好きそうである。しかし、コサギしか見えなかったが・・・。

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 フジも実もこうしてみると旨そうに見える。食べられると聞いたことがある。

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 打合せのための事務所に到着したが、忙しそうな感じである。名刺を出して名乗ると、聞いていないとのこと。きちんとメールで返事をしたはずであるが、結局、出直すことになった。帰宅後、メールの見忘れということで謝罪のメールが届いていた。

 まあ、場所も分かったし、自然の中を歩けたので良しとしたいね。

 近くのドラッグストアは、500ポイントごとに買い物券が発行される。この500円の買い物券3枚で2,000円分の商品が買えるというシステムである。先日、3枚目が出たので、日頃買わないような、男性化粧品を含めて2千円少しを購入し、レジに行くと、今5倍デーなので買い物券を使わない方がいいと熱心に勧めるので引っ込めた。忘れないうちに使っておかないと無駄になる。明日からは、5倍デーの幟のない日を選んで買い物をしようと考えているが、さて、何を買えばいいのか悩む。

 昼である。昼食は決まっていた。食材を少し買い足しした。昨日の内から虫出ししているキノコを確認するとナメコの大半が無くなっている。家人も好きなので食べたらしい。それならなおいい。下に沈んでいる虫を確認した。英語の”C”のような虫がたくさん沈んでいる。今回は、黒と黄色の虎柄はいなかった。これだけ出れば安心である。

 メニューはきのこ蕎麦で決まりである。

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 残った、ヒラタケは冷凍にしておいた。

 昼食後は、フォレスの準備作業を行う。参加される人数が増えたのでその分を準備しなければならない。ところが、切る場所を間違えて、2個ロスになった。まあ、なんとか数は間に合ったがギリギリである。

 なんと、今日は3個も当てが外れた一日であった。

 歩数は1万9千歩でまあまあである。

■「地中の星」(門井慶喜著、新潮社、2021年)を読む。

「あの帰属意識というやつが息がつまるのだ。」

「人生ののこり時間は少なく、体力も落ちるいっぽうなのだ。」

「~最大の敵は他人ではない~」

「先入観とは過去の空想だ。」

「たいせつなのは意志じゃない、結果だ。」

「にこにこ顔はこの場合、防御と攻撃をかねた武器の一種~」

「非常時は、ときに姑息な手段を必要とするのだ。」

「~本など読んだりしたら~人間の運命について考えるなどという僭越かつ有害無益の習慣にどっぷりと身をひたしてしまう。」

「酔っぱらったら、俺ぁたちまち死んでしまうよ」

「結局この世は苦労した者が勝つのだというような平凡な感慨にとらわれて~」

「近代とは非人間的な時代なのだ。」

「大将の名を不朽にする、累々たる兵卒の死体。」

「――支配欲とは、悪である。と断言できる経営者がどこの国にいるだろうか。いるとしたら無能者にすぎぬ。」

「~会社経営にもっとも意味のない“道徳”なるものを持ち出したあたり~実業家として絶頂期をすぎていた。」

「民は、官には勝てん」

「だが自分に課した使命には勝った。人間最高の勝利です。」