騙された(その8)

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■騙された(その8)

 騙した方は忘れているらしいが、騙された方は一生忘れない

 これは、もしかしたら騙そうとしたのではないかも知れないが、自分では騙されたと感じた。

 人間も中年が過ぎると、顔を見ただけでその人間の良し悪しが、ある程度分かる。
 最初に出会った時、自分の感性は、NOと応えていた。
 しかし、彼は■■ではあったが、迷惑は掛かっていなかった。
 しばらくすると、いろいろ物をくれる。もらったら、お返しをしなければならず、■■■などでお返ししていた。
 おかしいと、感じたのはしばらくしてからであった。飲み会をしましょうと、当時つき合いのあった■■に声が掛かった。
 その店は、彼が良く行っている店で、かつてこの店の■■■■■■■■■も溜まっていると、豪語していた。
 断わる理由もなく、他のメンバーも参加するので参加した。先に会費を彼が集め、支払いはポイントで払った。
 これがポイント錬金術であった。
 恐らく、もうこの店へは行かないことにしたのだろう。しかし、ポイントが勿体ない。他の奴から現金を貰いポイントで払えば換金したと同じになる。ちょうど、■■がいるではないか。
 まあ、それが分かっても別に損害を、被った訳ではないので、そのまま時間が経って行った。
 これに、味をしめたのか、■■をくれるという。■■■■■■■■■渡された。この時も■■■■■■■■■差し上げた。
 帰宅後、中を確認するとほとんど■■■いた。■■■■■■■■■であったことから、彼は■■■■■■■■■■■■■■■■■したと気が付いた。これが不可抗力なら、全体が■■はず、もしくは一段目が、■■■■■■■■はずである。
 (本人が特定されますので、この3行部分は割愛します。)
 やはり、自分の感性に従っておけば良かったなぁ。

■「わたしは わたしで」(東山彰良著、書肆侃侃房、2023年)を読む。

「時の流れのなんと速いことか!」

「~悲しみというものは、その悲しみが生まれた場所にいちばん強くしみついているのだから。」

「~1960年代生まれ~わたしのような古い人間は、どうしたってインターネットに対して一抹の不信感を抱いてしまう。」

「どんなに守りたくても、どうしても守りきれんときがあるんだ」

「この世でもっとも無意味なことは、憎しみを無理に引き留めておくことだ。」

「虚言癖がある人はふつう、虚栄心か劣等感の塊だ。」

「本には読み時があるし~人生の秘密にだって知り頃ってやつがあるんだよ」

「おたがいに、あんなに働いたのに老後は裸同然というやつだな」

「いつまでも生きられるように働いて、いつ死んでもいいように生きなさい。人生の秘訣はそれだけだからね」

「~楽をして稼ぐのはけっきょくいちばん損なやり方なんだぞ。」

「それでもなにかを新しくはじめるきっかけはたくさんあったけれど、なにかをあきらめるきっかけのほうはもっとたくさんあった。」

「小説というのは、たとえそれがどんなに明るく健全で前向きな内容であっても、ドス黒い感情なくしては生まれ得ないのだ~」

「~雨が降ろうが槍が降ろうがぜったいにマスクをしない人がいる。」

「一分一秒に驚きがぎゅっと詰まっているこの世界は、まるで教科書みたいだ。」

「幸福になるための秘訣は好きなことをすることではなく、すべきことを好きになることだ」

「人生は小説ではない。」

「~一生息切れと咳と縁がきれなくなってしまった。」