軽い

■軽い

 今日も仕事である。朝起きたら、あまり痛みは感じなくなっていた。階段も手すりなしで降りることが出来る。そして、こころなしか、体が軽くなったように感じる。

 確かに、2リットルのペットボトル2本を腰に下げて生活していたのが、なくなったのだから当然か。

 朝は、日課のセカンドオフィス行である。少し遅かったが指定席は確保できた。

 そうして、昨日の学校の下見の整理を行う。いつもはブレンドコーヒーを頼むのであるが、今日はアメリカンである。値段は同じで、量が多い。

 常連さんも全員来店された。話を聞いていると、昨日の夜3人で、栗拾いにいったとのこと。常連さんの会社に大きな栗の木が沢山あって採り放題ということであった。皆100個以上は採ったようだ。その上に、今日も100個ほど手渡していた。自分にも声がかかったが、お返しできるモノがないので遠慮しておいた。世の中にタダで入手できるものなどない。

 自宅のクリの木も3mほどになったので、来年あたりは期待できそうである。

 身体が軽いのでいろいろ動きやすい。登山の痛みはあまり感じなくなって来た。

 定刻になったので、バスで職場へ向かう。そうして重要なことに気が付いた。今日は祭日なのでいつもランチを食べている喫茶店は休みである。

 バス停で降りて考えた。近くには高い店はあるので、食べることには不自由しない。

 お寿司屋さんに入ろーと店の前までいったら、斜め向かいに蕎麦屋さんがあった。

 蕎麦屋さんで食べる。名前はお得ランチとなっていたが、日替わりなので日替わりランチのつもりで頼む。

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 お腹いっぱいである。もう一人前は食べられないのではなかろうか。

 作業場所は遅いラインであった。数も少なかったので2時間は持たないと考えていたら、1時間半で終わった。帰りも余裕で100円バスを利用できた。

 帰宅後は昼寝である。

 起きたところで家人が今日開店したドラッグストアに行こうと勧める。水のペットボトル無料券が当たるのでいったら、先着1000名となっていたが、当たった。全ての品物が安い。もちろん開店記念価格は分かっているのであるが、買うつもりがないモノまで大量買いした。(これが手であった。)

■「散歩本を散歩する」(池内 紀著、交通新聞社、2017年)を読む。(その1)

「散歩~一、思い立つと、すぐに出られる。二、交通費がほとんどかからない。三、疲れないし、おまけがつく。」

「~出たときの腹づもりと大ちがいで、都心のシャレたガフェで香のいい珈琲にありついただけでも悪くない。」

「“生涯の愛読書”をあげろといわれたら、まっさきにその地図帳をあげるだろう。」

「川というものは自然のままにまかせると、野放図にのたくりまわることがよくわかる。」

「水面の下にかつて村々が存在したことなど、夢にも思わない」

「無学はときに博学に見まがうことをするものである。」

「寺社というものは心の拠りどころで、何よりも変わらないのを特色とする。」

「江戸の人は赤を魔除けの色と考え、寺や神社をまっ赤に塗った。」

「夢に見れば死もなつかしや冬木風」

「五十代で隠居、のべつ市中を散歩し、見かけたものをスケッチした~」

「高速道路~川の上につくれば土地買収の手間と費用が省ける~」

「江戸時代は三歳以上が迷い子で、三歳以下は捨て子扱いをした。」

「予算はモノ造りにしか使われない。」

「花発多風雨 人生足別離~ハナニ アラシノ タトエモ アルゾ 「サヨナラ」ダケガ 人生ダ」

「川の水が魚を生かして置く力を無くしたのだろう。」

「~樋口一葉が、千代田区の生まれだったというのを、どれほどの人が知っているだろうか」