ひとりの部屋

「ミニバン車中泊ハンドブック」(脱日常本舗著、日東書院、2010年)を読む。
 車のサービス端子から100V電源が取れることが分かった。これでパソコン搭載は大丈夫である。だいぶ視野が広がった。一人で移動するには、普通の車でいいと思うが、山用の車となると難しい。大きな車は、すれ違いに苦労しそう。かと言って軽四なら馬力がなく坂道が登れるのかと思う。昔、軽四で東京まで行ったが、安房峠で数台後ろに付いた記憶がある。横に寄って行かせたけれど、また次の集団に追い付かれる。軽四に5人乗って(大人二人、子供三人)重かったことも原因かもしれないが、この時軽四の実力をいやというほど経験させられた。このため買い替えは、普通車の1000ccにした。
 軽キャンパーの雑誌が書店に並んでいるので立ち読みをしているが、やはり価格が高い。
また、車では疲れる。公共交通機関を利用した方がいいのではないか。寝ている間に着いてしまう。いろいろな制約要件の中で実行するのが面白いと思う。いろいろ調べなければならず、経済面も合わせてテント泊も織り交ぜながら計画できる。この時もまた楽しい。

ひとりのへや
 10月の半ばにさしかかろうとしているにも関わらず、日中は汗が出た。
音の出ないテレビからは熊が人を襲ったと報じている。人を襲った熊は例外なく
射殺されてしまう。もともと熊の生息地に開発という名の自然破壊をしながら
熊のふるさとを奪っていてもそうなる。
 今、部屋で一人本を読んでいる。無性に音楽を聞きたくなった。ユーチューブ
という便利な媒体があるではないか。さすがに毎日フォーク・ロックという訳にはいかない。
 「ひとりぼっちの部屋」(高木麻早)を聞く。なつかしい。次々と候補が出て
くるので、「風に吹かれて行こう」(やまがたすみこ)、「風と落葉と旅人」
(チューインガム)を聞く。気持ちは10代のころギターをガンガン搔きならして近所迷惑を顧みなかったころに行きつく。そのころの切ない気持が湧き出る。
音楽の力は大きい。候補は南沙織に行きついた。LPを聞くように順番に聞く。
 シンシア。ワンレンが良かったなあ。