グレートサミット

「社会人大学院生入門」(影山貴彦著、世界思想社、2002年)を読む。
 著者は放送業界に勤務しており、40歳前で大学院に入学し、その前の準備段階や入学してからの体験談が分かりやすく書かれてあった。その後、博士課程まで進まれたそうである。
 もっとも、心に残ったのは、なぜ、大学院に行くのかという問いに対して、「忘れ物取りに行く感じである」と表現している点である。人生の忘れ物である。共感できるものがある。社会人の院生は2002年時点で14%と紹介されていたので、現在はもっと増えているだろう。
  自分は研究テーマについて検討している最中であり、もう少し時間がかかるだろう。

 さっき、日経ビジネスを見ていたら、女優のような方が300冊読んでいると
書いてあったので、詳しく読むと、年間であった。これには拍子抜けした。
 月に100冊読んでいる人間などザラにいる。また、よくもまあ、数えられた
ものだと感心もした。本は、沢山読めばいいものではないと思う。山と同じで
ある。沢山登れば技術が身につくかといえば、そうではない。現に、日本有数の
登山家が古今東西で遭難している。
 テレビではグレートサミットを放映している。垂直の岩場、氷の山、ヘリからの撮影と豪華版であった。この番組と小さな旅はいい番組だと思う。テレビを付けていると本が読めないので、音を消している。動く額と言ったところか。

 今年は三島由紀夫がどうかしたのだろうか。世相に疎くてよく分からない。
今年の春ごろ朝日新聞金閣寺を取り上げていたし、書店に行くと三島オンパレードである。生誕○○周年なのか。三島の作品は10冊ほど持っていると思う。
学生時代に読んだ。「潮騒」などは筋まで覚えている。それくらいインパクトがあったのだろう。