お寺見物

■「ゆっくりやさしく社会を変える」(秋山訓子著、講談社、2010年)を読む。
 世の中は劇的には変わらない。しかし、変わる前には当人が意識している、していないにも関わらず変化の兆候があるというのが、自分の持論であった。この本でそれがあながち的を外れていなかったと思った。ここに登場している人たちは次世代の代弁者であると考えている。富山県の人の記事に「病院の死は敗北」「もっと人間らしくゆっくり迎える死があってもいい」を読んで胸に詰まる感じがした。

■お寺見物
 職場の後輩に山へ行っていないので5kgも太ったと語りかけたところ、冬眠するがけ?、と言われてしまった。完敗である。ついにズボンの前のボタンが閉まらなくなった。少し前までは、握りこぶしが入ったというのに、注意一生、ゆだん一秒の世界である。山へ行けない分は街歩きで補おうと思って歓談していたところ、高岡に『北京○人』という広東麺のおいしい店の話題になった。この時私の頭の中は20年前、いや30年前まで戻っていた。当時独身であったので、取引先の妙齢の女性社員においしいラーメン屋さんということで紹介された店であった。結局一人で行った。店の場所が変わったらしい。さっそく、ネットで調べたら高岡駅南に移っていた。なんと、コーヒーのトワイスの近くである。曹洞宗瑞龍寺もある。目的は決まった、自宅から瑞龍寺まで歩き、北京○人で広東麺とギョーザを食べ、トワイスでコーヒーをいただくことに決めた。