■「『超』リタイヤ術」(野口悠紀雄、新潮社、2004年)を読む。
 心に残った言葉を書き記そう。
 『100歳近くまで生きた人の多くは高齢期なってから外国語を学び始めた。』
 『数学は最高の趣味』
 内容のほとんどが年金制度の問題を扱っており、既に知っている内容であった。しかし、一定の見識がある。これからどうのこうのというヒントは無かったが、人口減少と高齢化社会を改めて考えさせられた。このテーマは大学で単位を取っていたので、本書より詳しく知っていたが、平和ボケした日本の中で現在まじめに考えている人がどの位いるかと思う。しまった、と思っても手遅れになっている。いや、現時点でもう手遅れになっている。

■雪
 今日雪が降ってきた。平野部では初雪ではなかろうか。これまでの感覚は、雨のしずくがだんだんと一雨ごとに冷たくなり、やがてみぞれへと変わり、みぞれの雨粒と雪粒の比が変わり、本格的な雪になるというものであった。今年は、雨は夜更け過ぎに雪へと変わらず、いきなり雪になった。珍しい年である。いわんや今日はクリスマスイブ。といっても高齢者にとっては何の変化もない。家の浴槽に入り、浴槽の電気を消して窓を開けた。裏庭の枝先にこんもりと積もる雪はまるで芸術作品のように映った。雪と言えば、昔は『猫』というグループの『雪』というフォークソングが出てきたが、今は『なごり雪』の映画の中の雪子を思い描く。まちがっても、ワムや稲垣○○やクリスマスキャロルのようなメジャーな歌は出てこない。ユーチューブで雪の歌を聞きながら本を読んでいる。