チラシ

■「日本人と『死の準備』」(山折哲雄著、角川SSC新書、2009年)を読む。
 この人の本は何冊か読んでいる。選ぶときに著者を見ているのではないが偶然である。どの章も考えさせられた。葬式は不要と考えていたがこの本を読んでいくと、少し考えが違った。宗教観は必要であろう。哲学も必要である。これから必要な資質は哲学的に熟慮できることではないか。
 著者の死生観というか死に方は、断食しながらというものだ。こういう時期になると食べ物や飲み物は受け付けないらしい。その内に、脳内モルヒネが出てきて楽に極楽浄土へ旅立てるというもの。肉体は滅びるが魂はこの世を駆け巡る。楽しい話である。

■チラシ
 新聞に挟んであるチラシ広告である。ちらしとひらがなで書かなければならないかもしれないが、調べる時間がないのでこのままにする。毎朝のチラシをチェックするのは自分の役割である。抜き取るチラシはファーストフードの割引券付きチラシ、お菓子屋さんのフェア、スーパーの駅弁、冷凍食品5割引の入った近くのスーパー、散髪屋さんのシャンプー無料券とだいたい決まっている。
 今日はスーパー広告入っていたので、抜いておいた。帰宅後、買い物を頼まれチラシの丸印を買ってくることになった。閉店間際のせいか、目当てのものが売り切れていることが多い。全てチラシ値段より高かった。日を見たが16日になっている。レジでやさしく広告と違うと言ったら、入れていませんとの回答だった。持ってきた広告を出して「ア○○○グループ」と書いてありますと言うと、そこにこの店は入っていませんとのこと。確かに、10数件の店がある中でこの店の名前がない。無い。ナイ。な〜〜〜〜い。
 帰ってから家人に話すと、レジで返品すれば良かったとのこと。そんなことできるか。なんかサギにあったような気持ちでいっぱいだ。前にも有名百貨店のバーゲンでベルトを買おうと入った。「1000円から」と書いてあったので、大半が1000円と考えていたらほとんどが数千円であった。結局1000円と思ってレジに行って3000円ほど払わされて苦い経験を思い出した。