朝の月

■朝の月
 日々感動したことをしたためようと、つれづれなるままに日暮らしパソコンに向かいているが、そう簡単に感動があるはずもない。ついつい、つまらない話題で失笑を買っているのが実情だろう。
 今朝、太陽が昇る前の立山連邦は青かった。稜線がはっきり見え昨年はあそこを歩いていたものだと思っていたら、西の空に円状の物質がある。花札のポンの20と言えばいい。最初は雲かなと思ったが月であった。大きく丸く白かった。太陽が出始めると消えてしまった。絶好のシャッターチャンスを逃したようだ。
 今日も良い天気だ。車も空いていたが、車で出かけるにはもったいないくらいなので少し歩いた。つい先ごろまで歩道に溜まっていた雪が跡形もなく消えている。陽気は春そのものであった。まだ、2月というのにだ。これも異常気象なのかなあ。こういう異常は大歓迎である。また、灯油の値段が5円上がった。ガソリンの値上がりには関係ないが、灯油は堪える。
 家で昼寝を楽しんでいたら、誰かが来た。眠そうな目でドアを開けると政治屋の人だった。気持ちのこもっていないことばで「がんばってください」といったら握手をさせられた。また、選挙か。選挙は毎回必ず投票している。投票の基準は顔でも知名度でもなく、政策で選ぶようにしている。ここ数年「この人だ」とか「この政党だ」がなく困っている有権者の一人である。
 今の関心は、チベット仏教である。立山曼荼羅の講演を聞いたのが頭の中に残っているのかは分からない。鍼灸、気功、あんまも小さいころから興味があった分野である。この辺の本も読んで見たい。