鶴の字のラーメン屋さん

■予定では、鍬崎山の独標までを計画していた。ライチョウバレーのゴンドラが半額になるというのが理由である。しかし、雨予報であったのでやめた。これが地元の利であろう。図書館で本を一週間分借りてくることと、所属しているインターネット市民塾の開講式があり、自分の写真が入った新聞が配布されるとのことで取りにいくことと、職場で紹介してもらった「鶴の字がひとつ入ったラーメン屋さん」に行くことが予定になった。3時間ほどの散歩にはちょうどである。歩き始めて雨が降ってきた。「春雨じゃ、濡れていこう」との言い伝えもあるように春の雨脚は弱い。普通は傘でも差して歩いて行くのがパターンであった。
 しかし、リュックに返却する本を入れてある。雨脚は珍しく強い。以前、図書館の本を雨で濡らし現物弁済をした経験がある。そこで、バスにした。エコマイカがあったことも動機になっている。さて、ラーメン屋さんへはどうするか。本代金は1万円ほどである。弁済すればの話である。ライトレールを利用することにした。初めて乗った。社内に広告が無いのがいい。エコマイカも使えた。
 ラーメン屋さんはすぐに見つかった。混むと言う話であったので、11時20分にはついた、ドアを開けたら行列ができており、外で待たされた。待ち時間40分でカウンターに座れた。この間、他の客は何を注文しているかと、本を読みながら耳ダンボになっていた。特製の大盛りが多かった。自分もそれにした。
 なかなかない味である。今まで食べた中で一番近いのがバグ○ー本店のシュリンプ麺であろうか。ここも麺に何かが練りこんであり、太麺が嬉しい。麺を全部食べ終わっても器が熱かった。何から何まで合格レベルであった。バグ○ー本店と同等と評価していた。ところが、電車に乗るころ後味に余韻が薄いことが分かった。頭ひとつでバグ○ー本店のガーリック麺が上という判断になった。