ボランティア活動

■この時期ボランティアと言えば、東北大震災に伴うことが多いが、雑木林の伐採および遊歩道整備のボランティアに参加した。当然ながら手弁当である。山を歩いていて登山道の整備が悪いと不機嫌になったものだが、天の声か「なら、お前がやってみろ」と言われたような気がして参加した。県内の有志170名が割山森林公園「天湖森」に集合し、県の職員の指導のもと、ヘルメット、のこぎり、なた、スコップなどを持って山へ入った。4班に分かれたので1班40名以上になる。場所は50mほどの幅があり、やぶ漕ぎしなければ通れないところであった。低木の種類は分かる範囲では、アオキ、コナラが茂っていた。桜のピンクの花やコブシの白い花が気持ちをいやしてくれた。
 最初は慣れた人たちが作業を行い、私のような不慣れな人達が倣った。めいめいに伐採していたのが、いつのまにか伐採する人、一か所にまとめる人、下まで運ぶ人と役割分担が出来上がった。小学低学年から70代以上まで自分のペースでやっていた。無理はしないようにと何度も声を掛けられた。足元の不安定な山の斜面をいったりきたり。これを何十往復も行う。1時間後の休憩までには汗だくになってしまった。暑くなったのでリュックを地面に置き、ヘルメットを外して作業をしていたので、指導する人から無理はしないでと諭された。伐採した木々は、チッパーと呼ばれる機械に通され、たちどころにチップになる。まあ、シュレッダーと融雪機を組み合わせたような機械であった。休憩後は、チップをスコップで袋に入れ、遊歩道に撒く作業である。これも結構しんどかった。
 作業が終わった後、伐採した部分に日の光が当たったのが確認でき、うれしさひとしお。
遊歩道も真新しいにチップが敷き詰められ甦った。
 最期に5つのボランティア団体の活動報告があった。資料によると県内に76もの団体があることが分かった。
 天湖森から幾つもの山へ行けることも確認した、機会があれば挑戦したい。