忘れた

■「定年先遣隊」(竹沢利器雄著、花伝社、2006年)を読む。
 本人も書いているが、合掌にダンスにギターに水泳、料理に司法試験に本の出版、そして登山といろいろやり過ぎのような気がする。参考になればと選んだが、あまり参考にならなかったようだ。アクティブシニアという表現が出ているがあまり好きな言葉ではない。元来、第二の人生とかセカンドキャリアとか自己実現など定年後を美化した表現に疑問を持っていた。これを自分に当てはめればお金もなく、張合いも無く、ただ時間だけがあるというつまらない人生になることは間違いない。人生それでいいのだと思い始めている。

■忘れた
 毎日、感動したことをブログにつづっているつもりだ。今朝も今日のネタにしようと考えていたことがあった。しかし、今になって忘れてしまった。最近特に基礎的能力が落ちている。まず、眼が見えにくい(これは学生時代から近眼)、聞き間違いをする、うまく発音出来ない、計算が間違う、人の話がフッと消えることがよくある、固有名詞は数年前からなかなか出て来ない、本が読めていない、切れが悪いなどなど。これに対して進化しているのもある。人の話を聞かない、家事を手伝う範囲が若干広がった、山へ登りたいという感情が大きくなった、世の中のことが少し分かるようになったなどなど。